http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081122-00000005-dal-base社会人の田沢投手がいよいよメジャーへ!
では何故いきなりメジャーなのか?
それは、上原投手の二の舞になりたくないからだ。
今年FA権利を取得してメジャーに挑戦する上原は、大学卒業時にはいきなりメジャーへいくつもりだったのだ。
当時、阪神タイガースの監督は吉田義男氏であった。
吉田監督は上原の投球を見てぜひとも我が阪神へ!と誘ったのだ。
当の上原も大の阪神ファンでもあって、うれしい限りだったのだが、「自分はメジャーを目指したい」との事で泣く泣く阪神は彼を諦めたのだ。
吉田監督も上原に「そんな大きな志があるのだったら諦める、しっかりアメリカで頑張ってきて欲しい」と激励して見送る事にしたのだ。
ところが何故そんな上原が巨人へ?
その訳は、当時(今でもそうだが)巨人に入りたがる即戦力の選手は殆どいなかったのである。
そこで、慌てた巨人は大阪の上原に目をつけたのだ。
所謂、外堀から生める戦法で上原を口説き落としたのだった。
両親・監督・など身近な人物を懐柔して巨人入りを上原に迫らせたのだ。
流石の上原もついには根負けして、巨人へ入団するはめに・・・。
上原は巨人のスカウトにこういう条件を出した。
「少なくとも数年後にはメジャーへの挑戦を容認してください」と。
そしてスカウトは言った。
「判った、だからサインして!」(何かの詐欺のようだが^^;)
しかし実際にそれが詐欺だったのは春のキャンプで判明した。
上原は巨人の首脳にこう言った。
「今度入団した上原です、数年後にはメジャーへ行かせて貰いますが・・」と。
すると、あるコーチが「そんな話聞いて無いよ」
そうなのだ、契約書にはそんな文言は一言も書いてなかったのだった。
騙された!と思ったがその時は既に遅かったのだ・・。
そんな上原の姿を見てる有望選手は一目散に太平洋を渡って行くことだろう。
ただし、巨人の肝いりで作られた今年からのルールは実に非人道的なものだった。
「ドラフトにかからずにメジャーを目指した選手は、日本球界への復帰もメジャー解雇後の三年間は日本球界に入れない」というルールだ。
まさに、田沢投手への報復であるのは紛れも無い事である。
これだから、日本球界は駄目になるんだ。
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