http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090519-00000195-scn-cn>中国の“効率”がインドの“民主”に勝った。
馬鹿か!
中国の効率とインドの民主と、何の脈略も無いだろうが!
あえて言うなら、中国の非道な効率より、インドの民主のほうが何万倍も価値があるってことだ! ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆記事内容☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
国際政治・経済学者として知られる呉稼祥氏は16日、自らのブログに「中国VSインド=効率VS民主?」と題する文章を掲載した。英国の王室地理学会がアンケートで「中国の将来性はインドを上回る」と回答した人が圧倒したことで、有力紙の環球時報が15日付で掲載した「中国の“効率”がインドの“民主”に勝った」とする記事を批判した。以下はその要旨。
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■「インドより高評価」で高揚・陶酔した中国人
英国王室地理学会のアンケートで「将来性があるのは中国」とした回答は421票、「インド」は261票だった。結果は中国人を、まるで薬物を使ったように高揚し陶酔させた。環球時報は1面を使い「中国の“効率”がインドの“民主”に勝った」と大きく報道した。
たしかに一国の制度は経済成長に大きく関係する。しかし、大きく関係するのは経済体制で、政治体制ではない。中国が30年にわたり高度成長を続けてきたのは、市場経済体制を確立したからだ。中国の経済成長がインドより速かった理由は、インドが民主主義を採用していることに求められない。
■民主制は社会の公平性実現に有利
実際には、市場経済体制の主要な目的は、効率的な経済を達成することだ。民主主義は社会の公平さを実現するために役立つ。
中央電視台(中央テレビ局、CCTV)が最近、河北省のある村で、広い範囲の耕作地が工場排水に汚染されている状況を紹介した。農民が鎮長に訴えていた。「われわれの土地は、汚染されているのです」と。鎮長は冷酷に答えた。「鎮政府がやったのではない」……。これでおしまいだった。
民主政治だったらどうなるだろう。農民から地元を選挙区とする村会議員に電話1本。議員はすぐに、現場を訪れるに違いない。無視すれば、メディアでも暴露され、次の当選はおぼつかないからだ。議員は政府に、解決を要求する。政府が解決できなければ、首長はリコールされるかもしれない。
河北省の農民は、必死に「ツテ」を探し当て、メディアに取り上げてもらったのだろう。しかし、結局は実を結ばなかった。
■「非効率」理由に民主制度は拒絶できない
民主制度では、効率が悪い面があることは事実だ。例えば、三峡ダムの建設で、5年議論しても合意が得られないかもしれない。7年、8年、いや永久に合意がえられないこともありうる。
集権体制なら早い。しかし、集権体制では、最も効率性が求められる問題で、非効率になってしまう場合がある。例えば、地方政府が「カネ絡み」で、力が弱い群衆の利益を侵害するような場合だ。このために発生する暴動の問題などは、100年たっても解決できないだろう。
■権力側の悪事も「効率的」な集権制度
私が何を言いたいのか。それは、「効率的でない」という理由で、「民主」を拒絶することはできないということだ。
民主は、小さいことを行なう場合には効率的だ。大きなことでは、最終的な利益を得ることができる。「悪事を防止するために、よいことを行なう速度を犠牲にする」というシステムだからだ。集権制・権威制どのもとでは、効率性が期待できる。ただし、最終的な利益に結びつくとは限らない。権力側は、「悪事」も効率よく進めることができるからだ。
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