http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090527-00000153-scn-cn好きで、中国に行ってる日本人の事なんか、どうでもエエやん・・・。
そのうちに、反日暴動で八つ裂きにされるだけなんだし・・・。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆記事内容☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
日本経営管理教育協会が見る中国 第48回-姫野剛慶(日本経営管理教育協会会員)
上海万博まであと1年を切り、市内は準備の真最中である。筆者が2009年4月に上海を訪れた際も街中で工事が行われていた。上海を代表する観光地「外灘(バンド)」にも工事のフェンスが立ち並び、観光客は不便を強いられていた。広大な会場(観覧エリア328ヘクタール)に7000万人の集客を目指し、その95%は中国国内から、残り5%が海外からの来場者を予定しているという。
この大イベントを控えた上海で、日系小売企業の動向を知るために上海三越の船戸支配人に話を聞いた。
上海万博への期待
上海三越は、日系の花園飯店(オークラガーデンホテル)1階に1990年グランドオープン以来20年目を迎える。衣料、雑貨、中国の伝統工芸品などを扱っており、日本人観光客や在住者からの支持も高い。
船戸支配人によると、土産物などは日本人観光客中心だが、衣料や雑貨の顧客には地元の
中国人が増えている。特に定期的に行うセールは9割以上が
中国人顧客だという。また最近は上海と日本で売れるものに差が無くなり、日本で売れないものは上海でも売れない。デザイン・品質への目が厳しくなっているとのことである。今後は、
中国人富裕層向けのマーチャンダイジングが課題となってゆくであろう。
また、観光客には万博のキャラクターグッズの人気が高い。市内の5つ星ホテル初の公式グッズショップでもある同店は、今後もその販売に注力していきたいという。北京五輪の際は、ビザの発券等が厳しくなって外国人観光客が増えず、また地元
中国人はテレビ観戦で外出が減った。そのため期待ほどの成果は得られなかったが、今回こそはと期待しているという。
ただ、マスコットの「海宝(ハイバオ)」は地元での人気はイマイチのようであり、筆者が乗ったタクシーの運転手も「あれは嫌いだ」と言っていた。今後、人気の上昇を祈りたい。
富裕層顧客へのサービス
2011年には、市内の開発区である古北新区に高島屋が進出し、4万平方メートルの大型店舗を出店すると発表されている。経済成長の鈍化が指摘されているとはいえ中国市場への期待は高く、特に富裕層の多い上海への注目度は依然高い。しかし、その分各国企業の進出も多く競争も激化している。このような状況の中で、小売業にはさらに高いサービスが求められている。
船戸支配人によると、従業員には地方出身者も多いが、みな素直で勤勉である。彼らを教育する店側としては大歓迎なのだが、反面プライドが高い
中国人富裕層の顧客の中には、田舎者と馬鹿にして嫌う面もある。そんな顧客には上海人の従業員を張り付けるなど独自の対応が必要であるという。
このように中国での顧客サービスには、従来の日本式サービスノウハウだけでは対応出来ない部分もある。今後も激しい競争の中で生き残り、さらに業績を伸ばしてゆくには、中国的な考え方や行動様式を理解して、それらに配慮した顧客満足のための独自のノウハウ開発が重要なポイントとなるであろう。
写真は上海三越の船戸支配人。(執筆者:姫野剛慶・日本経営管理教育協会会員)
テーマ : 中国問題
ジャンル : 政治・経済