中国の発表を信じてる馬鹿は日本では東大法学部卒の勉強馬鹿だけ。 =======================記事内容=========================
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091120-00000029-scn-cn
中国青年報は20日、「新型インフルエンザ死亡統計に疑い、なぜまた鐘南山なのか」とのタイトルの論説を発表した。政府発表への異議を唱える専門家が1人しかいないのは、「あまりにも少ない」と嘆いた。
鐘南山氏(写真手前)は呼吸器疾患などの専門家で、2003年のSARS(サーズ、新型肺炎)流行時も、早い時期から政府発表に「ごまかしがある」と主張。後になり中国政府も情報の隠蔽(いんぺい)があったことを認めた。その結果、中央政府の衛生部部長や北京市長が解任されるなど、中国上層部の人事にも影響が出た。
青年報によると、新型インフルエンザの死者数にかんして「政府の発表は信用できない」とする鐘氏の発言が伝えられて以来、インターネットでも地方政府による「ごまかし」を告発する書き込みが多数みられるようになったと指摘。政府発表に対する人々の疑いが増したと論じた。
SARS対策における活躍により、鐘氏は全国的に「良心ある専門家」と認められている。同氏が新型インフルエンザ発生後に各地を視察した結果を踏まえて「地方政府などによる死者数ごまかしの手口」にまで具体的に紹介したことで、告発発言は大きな影響力を持った。
新型インフルエンザ感染者の死亡率は、世界全体では1.24%とされる。一方、中国の発表によると、同国での死亡率は0.065%で、世界平均のわずか20分の1だ。ある専門家は、中国での死亡率が極めて低い理由として◆予防対策が適切だった◆世界にさきがけて、ワクチン接種を始めた◆中医学(漢方医学)による治療が有効だった――と説明した。青年報は「鐘氏の指摘が事実なら、死亡率が少ない理由に「ごまかし」を挙げなければならないと皮肉った。
青年報は、「われわれはみな、鐘南山氏と同じように、(公式発表に)疑問をもち、監視し、追及し、自分の考えを持ち、判断をせねばならない」と主張。一方で、「問題は、現場で鐘氏のような働きをする専門家が、あまりにも少ないことだ。鐘氏ただひとり。まったく足りない」と嘆いた。
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◆解説◆
中国青年報は、胡錦濤国家主席の出身・支持母体である中国共産主義青年団の機関紙。中国本土では大きな影響力を持つ。
中国における統計数字の改竄(かいざん)は、多くの場合、地方政府によるとされる。「悪い成績」を出すと、上級の党・政府による「降格」の対象になる場合もあるので、数字などをごまかすという。
中国では広東省の有力紙「羊城晩報」が盧溝橋事件にさかのぼり、「事実を無視した発表が、中国に災いしている」との論説を発表した(2009年5月)。(編集担当:如月隼人)