http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090322-00000042-mai-cn北朝鮮のミサイルを迎撃されると一番困るのは中国なのである。
なぜなら、中国は軍事力で周辺諸国への圧力を掛けられてるのは、基本は西側諸国に向けている大量の出来損ないのミサイルが背景にあるからだ。
その「ご自慢?」の出来損ないのミサイルを、日米の迎撃技術で無力化されるのは、中国の存在の異議すら無くなるのであるからだ。
世界不況の中で、民主国家のアメリカもミサイル迎撃システムにそうは予算も下り難かったにもかかわらず、北朝鮮の暴挙で迎撃システムの完成度が加速してるのは、中国の大きな痛手なのは言うまでも無い。
ゆえに、中国が日米に「冷静に対処・・・」と懇願するのも無理からぬことだが、おかげで中国を窮地に追い込んでるのは喜ばしい限りである。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆記事内容☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
【北京・浦松丈二】弾道ミサイルとみられる「人工衛星」の発射準備を北朝鮮が進めている問題で、中国は北朝鮮だけでなく、制裁や迎撃をちらつかせる日米韓にも冷静な対応を求めている。自ら議長を務める核問題の6カ国協議の枠組み維持のため、協議参加国間の対立から距離を置く方針とみられる。
中国の梁光烈国防相は20日、訪中した浜田靖一防衛相との夕食会で「(北朝鮮が)撃たないのが一番いいが、日本などは淡々と受け止めて冷静に対応した方がいい」と述べ、日米韓3カ国にも冷静な対応を求めた。
日米韓は、北朝鮮が「人工衛星」として発射しても「弾道ミサイル計画に関連するすべての活動」の停止を求めた国連安保理決議1718に違反するとの認識を示し、制裁強化や迎撃方針をちらつかせている。
これに対し、中国は同決議についての判断を避けている。温家宝首相は今月13日の会見で「最も重要なのは6カ国協議の推進だ。参加国が矛盾を激化させないよう希望する」と訴えるにとどめ、「人工衛星」「弾道ミサイル」という表現も使わなかった。
北朝鮮が前回06年7月に弾道ミサイルを発射した際、中国は北朝鮮を硬化させるとして安保理の非難決議に最後まで抵抗したが、北朝鮮は同10月、中朝国境近くで核実験を実施。体面をつぶされた中国は「横暴」という強い表現で北朝鮮を非難した経緯がある。
北朝鮮と国際社会に挟まれる形になった前回の苦い教訓から、中国は北朝鮮だけでなく日米韓にも冷静な対応を求めることで「北朝鮮の説得役」という役回りから逃れようとしている模様だ。
北朝鮮が「衛星」打ち上げを予告した来月4~8日の直前には、ロンドンでオバマ米大統領と胡錦濤国家主席の初会談が予定されている。中国はミサイル問題だけが焦点になることを避け、金融危機対策などグローバルな課題で米中協調を演出することになりそうだ。
テーマ : 中国問題
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