中国製は「賞」すら紛い物。 =======================記事内容=========================
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091230-00000030-rcdc-cn
2009年12月29日、人民日報(電子版)によると、企業・個人にかかわらず国際的な賞の受賞を唯一の目標にする
中国人が増えている。受賞によって箔(はく)が付くことを期待して、「賞あさり」に奔走する人々に同記事は警笛を鳴らした。
同記事によると、26日に「世界一」の時速を誇る武漢―広州間の高速鉄道が中国に開通したことで世界の注目を集めているが、中国の力が世界に認められるなかで、栄誉ある国際的な賞を世界に求める
中国人も増えている。こうした
中国人の欲求を満たすため、
中国人のためだけに創設した賞もあるとか。
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言葉を換えれば、「賞」は中国ではビジネスチャンスにもなるわけであり、文学、芸術、科学技術などの分野で、国際的な賞をちらつかせて各種イベントや営利活動をする人々も増えているという。「『王室』『国家』などを冠した多くの賞の多くがでたらめだ」、と英国生活20年の華僑は話す。「中国企業は自国の賞より西洋の賞をありがたがる」という。
アモイ大学人文学部の周寧(ジョウ・ニン)学部長は、これらの現象は自国文化に対する自信の欠如に起因するとみる。周学部長によると、「後進国」が現代世界に受け入れられ、認められる課程で文化的な焦りが生じ、自己の文化の優秀さを世界に示そうとするあせりが、潜在意識のなかで欧米文化に取り入ろうとさせるのだという。(翻訳・編集/津野尾)